工事リポートCONSTRUCTION REPORT
心つなぐ家
【熊本の木の家新築中】モルタル外壁工事 塗装仕上げ
こんにちは!やす大工です。
早いもので9月もあと2日で終わり10月を迎えようとしてます。
現場もだんだん追い込みムードになってきました。
今日は少しに前に行ったモルタル下地の外部塗装工事についてお話します。
下地となるモルタルの左官工事完了後1ケ月以上の乾燥養生を設け、塗装工事に入るわけですが実はこの養生期間がとても大切なんです!
一般的に2週間程度でモルタル下地の養生期間を終わらせ次の工程に移るというところが多いようですが、4週間(28日)以上は期間を空けた方がしっかりとした外壁に仕上がります。
もちろん弊社では4週間しっかりと養生期間をおきます。
そして養生期間経過後まずは、壁にシーラを吹付けていきます。
シーラーとは、仕上塗料の密着向上と塗料の急激な吸い込みを抑制する下地処理材です。
吹付けるので、きめ細かく隅々まで塗布する事ができます。
その後仕上塗料(ベルアート)で下吹きをしていきます。
この作業で、若干のヘアラインクラックなどが入っている箇所をまんべんなく埋めていきます。
※ヘアラインクラックとは髪の毛くらいの細い線が入る程度の軽度のクラックのこと
そして翌日、仕上吹きを行いました。
仕上吹きは塗料に骨材を入れ凹凸感を出した仕上げとなります。
そして、吹付けた後はコテで抑えていきます。
これをトラバーチン仕上げと言います。
下吹きとは違い重厚感のある質感が出てます。
シックな感じに仕上がっております。
近年の外壁は、サイディングのシェア率が7割を占めると言われております。
一方でモルタル下地塗装仕上げは、“工期が掛かり手間もかかる”という造り手側の勝手な都合からだんだん減ってきているのではないでしょうか。
しかし、色のバリエーションやテクスチャーが多彩で高級感があり耐久性にも優れています。
また、地震や台風などで万が一キズが付いた時の補修が容易にでき、有事の際にとても助かりました。
これから家づくりを考えられている方は、これらのメリットなどを十分に考慮し、先入観だけでの外壁選びではなく十分に考えて選択していただくことをお勧めします。
造り手側は、自分サイドの都合を押し付けるのではなく“お客様ファースト・お家ファースト”で家づくりを考えなければなりません。
そんなことを考えながら、また今日も家づくり頑張ります(‘◇’)ゞ
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(2021年09月29日 16時04分)