工事リポートCONSTRUCTION REPORT
心つなぐ家
【熊本の木の家 新築中】長持ちさせる家づくり
こんにちは、やす大工です。
最近は時より吹く風も涼しさを感じ、少しづつ秋の足音を感じる毎日です。
しかし、その一方で台風のシーズンに入り先日も台風が上陸しました。
最近は雨も風も規模が大きくなり、直撃すれば甚大な被害は間逃れません。
日々の災害への意識は高めたいものです。
さて今回は、“雨と屋根の関係”について書きたいと思います。
最新のデータよると、熊本の2019年の年間降水量は2027㎜で全国で8位。
※総務省統計局データ参照
もちろんその年で結構バラつきがありますが、過去10年の平均降水量を調べると2064㎜。
全国平均年間降水量が大体1700㎜程度なので決して雨が少ない県ではありません。
下の写真は、9月初旬のゲリラ豪雨の様子です。
相当な雨でした…
これだけ雨が降れば通常建物はびしょ濡れになります。
しかし、軒を伸ばす事でこのように壁も濡れずに済みます。
この写真は南側のお縁の部分なので特に屋根が出ておりますが、他の屋根部分も少々の雨では壁は濡れません。
【】では、これらは何に繋がるの?
【答え】お家の耐久性・雨漏りの抑制・外壁のメンテナンス性につながります。
近年は軒が出ていないお家が多くみられますが、雨が多い地域では不向きだと考えます。
むやみに軒を出せばいいという事ではありませんが、立地条件に合わせ、バランスよく軒を出す。
夏は日差しをある低程遮る事ができ、冬は日向ぼっこができるよう光を取り込む。
もちろん日射取得も十分考慮する事は当たり前の事です。
これらを私たち専門家が、お客様に説明しご提案する。
こういった事が本当の意味で“長持ちするお家づくり”に繋がるのではないでしょうか。
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(2021年09月21日 11時21分)