工事リポートCONSTRUCTION REPORT
豊間の家
小国杉を使った和室造作工事
熊本菊池にて木の家新築中です!
先日和室の材料を探しに行ってきました。
いつもお世話になっている小畑商店さん。
綺麗な材木はたくさんあるのですが、今回は癖がある木目が欲しかったので(笑)一緒に探してもらいました。
いつもやす大工の無理難題を解決してくれる小畑商店さんありがとうございます。
私たちような既成の建物ではなく、特殊な納まりで手加工を必要とする工務店には小畑商店のような材木屋は絶対必要な存在です。
「最近は和室の材料やカンター材が全然売れなくなった」と嘆いておられました。
確かに一つ一つの材料は、一般的な材料より少し高く商品になるまでの過程には手間もひまも必要となります。
しかし、このような材料を必要とし好まれるお客様も必ずいるはずです。
私たちは、いつも情報を発信しながら技術の研鑽を怠ってはいけません。
あっ!
いいもの見っけ!!
これ買いです!
材木に同じものは二つとありません。
“良い”と思ったら即買いしておかないと…
なので、どこで使うかまだ分からないけど買っておきます。
買い付けが終われば即作業場へ!
これから加工が始まります。
これは、小畑商店さんとは違う別の材料で小国杉です。
和室に使います。
幅広の枠が必要なので2本の枠を剥ぎ合わせます。
剥ぎ合わせて溝を掘って完了です。
これを和室の敷居に使います。
和室に取付たらこんな感じです。
3ヵ所に使いました。
最近は和室を必要とされるお家がすっかり減ってきて久々の和室です。
何とか納まりました。
今回は、2間続きの和室があります。
今どき珍しい!
【豊間の家】の和室のテーマは“地元の杉を使う”です。
一般的に和室と言えば、高級で木目が揃った材料を主に使います。
しかし、私は兼ねてからこの事に疑問を持っていました。
“何でもっと地元の材料を使わないんだ?”
“何で高い材料ばかりで和室を造らなければいけないいんだ?”
なので、今回の和室は私なりに厳選した小国杉で仕上げてみたいと思います。
今から楽しみです!
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(2022年12月30日 16時59分)